林田山-舊時「小上海」

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林田山-舊時「小上海」

林田山林場はかつて「小上海」と称せられるほど賑わっていた場所です。台湾四大林場のひとつで、規模としては阿里山や八仙山、太平山など三大林場に次ぐ地位にありました。日本統治時代は「森坂(もりさか)」と呼ばれ、大規模な伐採作業が行われました。ここには木材運搬のための鉄道や索道、集材器具などの関連設備が設けられたほか、林場で働く人のための宿舎や医務室、福利社、米店、雑貨屋、洗濯屋、理髪部、消防隊および幼稚園や小学校なども建設されました。当時の林田山林場はひとつの生活圏として完全な機能を備えていたのです。全盛期には四百、五百軒の民家が並び、人口は2000人あまりにも達していました。

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林田山の伐採作業は戦後も続けられ、1990年に天然林の伐採が禁止されるまで行われました。ここ10年で林場のリストラと縮小は進み、林田山の繁栄は過去のものとなりました。今では小さな山間の村に過ぎません。

現在、林田山林場へ入ると、山沿いには木造宿舎や鉄道の廃線跡が残っており、当時の人々の息づかいが聞こえてくるかのようです。ここには林務局および地元の郷土史研究家の尽力により、相当な文化資源が保存されています。各種日常生活用品や消防器具、伐採機具、さらには数え切れないほどの写真や書籍などが残っています。これらは林田山林業文物展示館内に陳列されており、林田山の歴史を知ることができます。

報導:野旅行