清水斷崖

かつて台湾八景の一つに挙げられた清水断崖は、タロコ国立公園で唯一海に面した地域である。ここは断層海岸で、片麻岩、大理石、緑色岩から成っている。これらの岩石は崩れにくい上に波による激しい浸食を受けて、高さ1000mを越す、ほぼ垂直の断崖が形成された。これは世界でも珍しい地形で、東台湾の海岸線に20kmに渡って続いている。

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清水断崖一帯の渓谷は常緑広葉林に覆われており、季節風の影響を受けて夏と冬の雨量に若干開きがあることから、ここは「亜熱帯雨林楠榕林帯(Ficus-Machilus Zone)」にあたる植生が見られる。板根、支柱根、幹生果、蔓性植物、絞め殺し植物など高温多湿の環境に適した特徴を持った種が多く、よく見られるオオバタブ、ガジュマル、アコウは楠榕林帯(Ficus_Machilus Zone)の指標植物である。断崖に貼りつくように造られた道路は、最も古いものでは1874年に羅大春が指揮して開いた北路が国立公園内で、最初に政府によって造られた対外連絡道路になる。1927年に日本当局が自動車道路工事を着工、五年後の1932年に開通、「臨海道路」と呼ばれた。戦後「蘇花公路」と改名。険しい清水断崖の下は波が打ちつける太平洋で、断崖と海の間をカーブを切って走る道路の眺めは絶品。
文字來源 太魯閣國家公園管理處 圖/野旅行